ファミリーマートがバッテリー交換式の小型EVトラックによる店舗配送の配送実証を開始、埼玉県三郷市にあるファミリーマート三郷中央定温センターを拠点としたエリアで実施しているそうです。
バッテリーパックの交換が3分で可能
今回の実証で導入される小型EVトラックは、バッテリーパックの交換をステーションにて約3分で行えるというもの。
実証はファミリーマート三郷中央定温センターを拠点とした、埼玉県三郷市と八潮市を中心とするファミリーマート延べ約80店舗で行われ、1日3便の店舗配送コースにて実施。おむすびやお弁当、サンドイッチなどの中食を中心とした商品配送を行うそうです。
運用車両は2台用意され、実証期間は2022年11月から2025年3月末までを予定。
このほか、バッテリー交換ステーションの屋根上には太陽光パネルが設置され、再生エネルギーとの連携についても検証するそうです。
ファミリーマートでは今回のEVトラックの導入により、軽油使用の内燃車と比較して、トラック1台あたり年間約6.1トンのCO2削減効果が見込めるとしています。
小型EVトラックやバッテリーパックの仕様について(※11月25日に追記)
バッテリーパックの開発を行ったエッチ・ケー・エスによると、今回導入されるバッテリー交換式小型EVトラックの積載量は1号車が3,000kg、2号車が3,500kgになるとのこと。
また、バッテリーパックのサイズは長さ1,085×幅1,077×高さ286mm、重量は約310kg、電圧/容量は350-400W/40kWhとなり、当面は6個のバッテリーパックで運用されるそうです。
このほか、バッテリー交換ステーションについては、最大で10個の交換バッテリーを収納でき、充電出力は20kW×2系統、屋根上の太陽光パネルは2.8kW程度の出力とされているようです。
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