20を超えるサステナブルな取り組みやアバターによる近未来な接客を取り入れたローソンの新店舗がオープン、「グリーンローソン」(店舗名:ローソン北大塚一丁目店)が東京都豊島区で11月28日(月)から営業を開始しました。住所は東京都豊島区北大塚1-13-4。
目次
サステナブルな取り組みを集約した店舗
グリーンローソンは、20を超えるサステナブルな取り組みを集約させたという店舗。
食品ロス削減やプラスチック削減など環境負荷削減を目的とした様々な取り組みを実施しているほか、アバターによる制約のない働き方の実現、DX活用によるお客との温かいコミュニケーションの創出など、ローソンで初めて行う取り組みが多数導入されているそうです。
店舗の営業時間は24時間、売り場面積は214平方メートル(約65坪)、主な取り扱い商品は冷凍弁当、おにぎり、調理パン、ベーカリー、デザート、ファストフーズ、まちかど厨房、飲料、酒類、日用品など約4,200種類(11月28日時点)。
温かいお弁当などを注文できる「できたてモバイルオーダー」に対応
ユニークな取り組みとしては、できたてのお弁当やパン、からあげクンなどを持ち帰ることができる「できたてモバイルオーダー」に対応している点。
できたてモバイルオーダーはスマートフォンで注文を受けてから店内キッチン(まちかど厨房)で調理をすることで、温かいお弁当などを持ち帰ることができるというもの。
また、店内ではチルド弁当や常温弁当の販売は行わず、今回新たに発売する「冷凍弁当」(オープン時は7品)と「まちかど厨房」で作った店頭のみを販売。これにより弁当の廃棄を大幅に削減できるとしています。
このほか、通常のローソンでは販売していない「ゴーストレストランの専門店メニュー」も店頭販売するそうです。
会計はセルフレジをメインに、省人化を実現
グリーンローソンでの会計についてはセルフレジをメインにすることで、省人化を実現。セルフレジの利用方法が分からない人向けに、アバターや店舗従業員のサポートもあるそうです。
レジ近くにはローソンとして初めてサービスカウンターが設置され、収納代行やチケット購入にも対応できるとしています。また、ローソンアプリ内のサービス「ローソンスマホレジ」にも対応しているそうです。
レジ袋、カトラリーの配布は無し
なお、グリーンローソンではレジ袋の配布ならびに販売は行っていないそうです。
また、使い捨てのカトラリーの配布についても、2023年1月9日(月)をもって終了する予定としています。
環境に配慮した商品を集めた「グリーンローソンセレクトコーナー」を設置
店内でマイバッグや繰り返し使えるカトラリーなど、環境に配慮したアイテムを集めた「グリーンローソンセレクトコーナー」を設置しているとのこと。
また、店内の買い物かごはリサイクルされたペットボトルキャップを素材に使用(全体の約30%)しているそうです。
オープンを記念して先着プレゼントを用意
オープンを記念して、11月28日(月) ~ 12月2日(金)の5日間、先着で記念品がプレゼントされるそうです。
店内で買い物をした人を対象にしたもので、9:00と13:00の2回で先着50名ずつに贈られるとのこと。
取り組み一覧
■取り組み一覧(ローソン初の取り組みについては、施策名に★マークを記載)
No. | 施策 | 概要 | 目的 |
---|---|---|---|
1 | ★アバター接客 | アバターによるリモート接客。 レジ操作のサポートやおすすめ商品のご案内など | 省人化、全員参加型社会 |
2 | ★おもてなしクルー | セルフレジをメインとすることで、レジ接客業務を縮小。売り場やサービスカウンターでお客様のお買い物をサポート。 | コミュニケーション創出 |
3 | セルフレジによる省人化 | レジはセルフタイプをメインに設置。従業員は売り場やサービスカウンターでお客様のお買い物をサポート。 | 省人化 |
4 | ★サービスカウンター | 収納代行の受付やチケット発券など、接客サービス全般を実施。 | 省人化 |
5 | ★自薦・他薦ロボ | お客様が目の前に立った時と商品を手に取った事を認識し、コメントを発したり商品の台が動く。(例:とっても美味しいよ。手に取って欲しいなー等)ロボットとのコミュニケーションによって買い物を促進。 | 省人化、コミュニケーション創出、エンタメ |
6 | ★できたてモバイルオーダー | 店内厨房で作るメニューについて、オーダーを受けてから作るシステム ※通常の店内厨房商品も有り | フードロス削減、美味しさ |
7 | ゴーストレストラン | 店内厨房で作るゴーストレストラン専用メニュー。デリバリーの他、モバイルオーダーでもご注文可能。オープン時は3種類のブランドで展開。 | フードロス、美味しさ、利便性 |
8 | 冷凍食品の拡充 | 素材系冷凍食品の拡充 | フードロス |
9 | ★弁当の冷凍販売 (解凍機) | 既存のチルド弁当・常温弁当を冷凍販売用に仕様変更。消費期限延長による、食品ロス削減を目指す。 オープン当初は冷凍のみで販売。2023年2月からは店内で解凍した商品も販売予定。 | フードロス |
10 | ★ピックアップボックス | デリバリー配達員の商品受け取り用BOX。店員によるお渡しが不要となる為、省人化に。 | 省人化 |
11 | セルフレジでのたばこ・酒販売 | 従業員がレジ以外の接客に注力できるよう、運転免許証を使用したデジタル年齢確認でたばこ・お酒を販売。 | 省人化 |
12 | ★カウンター一体型タバコ什器 | セルフレジカウンターの下にタバコ什器を設置。お客様は扉を開けて商品を手に取り購入。 | 省人化 |
13 | 処方箋ロッカー | 処方薬受け取り専用のロッカー 近隣薬局(クオール薬局大塚1号店、2号店)で処方された薬の受け取りが可能 | 省人化 |
14 | 扉付き要冷機 | 冷蔵ショーケースへの扉設置。外気侵入・冷気漏れを改善し、大幅な省エネを実現。 | CO2排出削減 |
15 | ★レジ袋・カトラリー撤廃 | レジ袋についてはオープン時より販売無し。カトラリーについては、お客様への周知期間を設けた後に完全撤廃 | プラ削減 |
16 | エコバッグ・マイカトラリー販売 | 環境に優しいエコバッグとカトラリー(はし、スプーン、フォーク等)を販売 | プラ削減 |
17 | ★再生プラスチック使用の看板 | 環境配慮型再生アクリル板を使用 | プラ削減 |
18 | 再生プラスチックを使用した買い物かご | ペットボトルキャップなどの再生プラスチックを使用 | プラ削減 |
19 | リサイクル紙袋の利用 | ご自宅で不要になった紙袋を回収し、お買物袋として再利用 | プラ削減 |
20 | ★専用ユニフォーム | ジェンダーレスなデザイン 環境に優しい素材(染料にやさいくずを使用)のユニフォーム | 多様性、環境配慮 |
21 | ★エシカルコーナー | マイカトラリー(はし、スプーン、フォーク等)やアップサイクル商品、紙パック洗剤などを販売 | 環境配慮 |
22 | フードドライブ | 各家庭で余っている食品を持ち寄っていただき寄付 | フードロス、寄付 |
23 | ★リサイクルウェア回収 | 不要な衣類を回収し、必要とされている海外に出荷や軍手等にリサイクル (12月12日(月)~開始) | 環境配慮 |