株式会社ローソンとKDDI株式会社、三菱商事株式会社の3社が、2024年2月6日(火)に業務提携契約を締結したことを発表しました。
また、KDDIがローソンにTOB(株式公開買付け)を実施予定で、現親会社の三菱商事と共同でローソンを経営する見込みとなることも発表されました。
「リアル×デジタル×グリーン」による新たな生活者価値の創出を目指す
今回の3社の資本業務提携は、「リアル×デジタル×グリーン」を融合させた新たな生活者価値を創出する「マチの“ほっと”ステーション」の実現を目指すためとのこと。
今回の提携を通じて、3社が有する機能・サービスをつなぐことで、ローソン店舗でお客に寄り添う新たな価値の創出、さらにグリーン(環境負荷低減)を含む課題解決に向けた持続可能なサービスを提供するとしています。
今回の提携における検討事例
具体的な検討事例としては、以下の8項目が挙げられています。
- ローソン店舗におけるKDDI商品/サービスの取り扱い(通信関連商材や銀行/保険サービス、ヘルスケアサービス、エンタメサービス、モビリティサービスなど)
- ローソン店舗でのリモート接客導入によるサービスの提供
- au Style/auショップにおけるローソン商品/サービスの取り扱い(プライベートブランド商品、Loppi、ローソン銀行ATMなど)
- ローソンで買い物をする際などに利用できるKDDIおよびローソンの利用者向けサービスを開発・提供
- KDDIのDX知見や技術の提供によるローソンの店舗オペレーションの最適化
- ローソンへの太陽光パネルの設置及び発電などによるCO2排出量削減
- ローソンで生じる廃食油を原料としたバイオディーゼルの製造など、サーキュラーエコノミー事業の推進
- ローソンにおけるプラスチック容器やペットボトル素材のバイオ系素材への置き換えによるプラスチック使用量削減
三菱商事とKDDIがローソンを共同経営
株式会社ローソンの株は現在、三菱商事が50.1%、KDDIが2.1%、その他株主が47.8%を保有していますが、今年4月頃にKDDIがローソンにTOB(株式公開買付け)を実施予定。
これにより、ローソンの株は三菱商事とKDDIがそれぞれ50%ずつ保有する見込みで、TOBが成立すると三菱商事とKDDIが共同でローソンを経営することになります。
リンク
リンク